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六十余州名所図会 (筑前) 歌川広重 (1855)

2024年5月14日火曜日

第三日 倉敷 - 岩国 - 門司 - 篠栗

 

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私達の泊っている安ホテルは職人さん達が出張して仕事する時に利用するような宿で、昨日ホテルに戻った時にはホテル目のku前の駐車場はすでにそれらしきバンのような車に占領されていて、我々は少し離れたところの駐車場にありついた。それで、今朝もきっとそういう種族が多いだろうからと、少し早めにブッフェ式朝食をとりに部屋をでた。



何しろ我々の旅は2泊3日ではなく12泊13日ぐらいなので、一泊一人一万円でも高くつきすぎる。おまけに歩き旅とあっては、ホテルに戻って何かを楽しむどころが、お風呂に入ってバタンキュー式の過ごし方だから、豪華版のホテルでは勿体ない、ということもある。(少し負け惜しみ・・・!)

今日の行動に見合った腹具合をホテルの朝ご飯で確保し、岩国へ。思ったより観光客は少ない。それでも中国語を韓国語は聞こえてきた。

錦帯橋だけでなく山の上のお城も見ることに決め、ゴンドラとのセット券を購入する。かなり良心的な料金で、しかも駐車料金は土日しかとらないらしい。錦帯橋は50年に一度、技術の伝承のために作り替えられる。錦帯橋の裏側を見ると規則的な模様で複雑だか、とても美しい。お城まで訪ねていく観光客は極一部らしく、山の上の人は疎らだが、静かで趣があってなかなか心地よい。

今日の次のプログラムは門司。門司港レトロと名付けられた一角をみることにした。明治・大正に建てられた西洋風の建物を模しているのか、建て直したのか?三井倶楽部という迎賓館を見学。アインシュタインが泊って講演もした場所であったらしい。ワルターは同国人ということで、興味深そうに見ていた。海峡を31階から見下ろせる展望台にも上る。壇ノ浦や巌流島(佐々木小次郎と宮本武蔵)がどこにあるか知らなかったが、どちらも展望台から見られる対岸にあることが分かった。

門司からはすこし県道などフツウの道を通って、篠栗にむかうことにした。高速ばかり使っていると、どんな場所が掴みにくい。ところが、走ってみてガッガリしたのは、全国展開のお店の看板ばかりが目につきーガスト、眼鏡市場、イオンなどなどー結局、自分の住んでいる所と大差がない。どこでその差を感じられるだろう・・・??確かに伊東に錦帯橋はないけれど!


The third day of our journey begins with the third castle! We take the motorway from Kurashiki to Iwakuni. The town has been famous for its beautiful bridge (Kintaikyo) over the Nishiki River for 350 years. A taifun destroyed the entire bridge in 1950. What the water doesn't do, craftsmen from Iwakuni do, because every 50 years they tear the bridge completely apart and rebuild it.

1950
The last time this was done was in 2003, with the younger generation learning from the "old ones" how to rebuild it. The wood comes from a nearby forest planted especially for this purpose. In the past, only samurai were allowed to cross the bridge. The common people used boats.

The castle, rebuilt in 1962 according to old plans, stands above the town. It had to be demolished in the turmoil of the Japanese Civil War around 1608 because the victorious shogun only allowed one castle in the losers' provinces - and Iwakuni lost!


We continue over a large bridge to Moji, the first town in Kyushu on our journey. In the 19th century, trade mainly in coal to China flourished from here. 
All the big trading houses had their offices here in buildings built in an European style. Even Albert Einstein spent a few days in one of these villas on a lecture tour of Japan in 1922.


We travel along country roads to our final destination for the day, Sasaguri. In a cheap "business hotel" I somehow manage to get into the bathtub - but not out - it's so small and tiny. The pilgrimage begins tomorrow - without a lecture by Albert Einstein!
Einstein's Hotel in Moji


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